デザインガラスに広幅面取り加工をするとどうなるの?
板ガラスの角を斜めに研磨し、高級感をアップさせる装飾加工である「広幅面取り」。この広幅面取り加工ですが、通常のガラスだけでなく、デザインガラスに対しても加工可能です。
とは言っても、表面に凹凸のあるデザインガラス。面取り加工を施すと、一体どのような仕上がりになるのでしょうか? 今回は、凹凸のあるデザインガラス2種を実際に「広幅面取り」し、その見た目を紹介していきます。
※こちらの画像はフロートガラス(一般的な板ガラス)に広幅面取り加工を施したもの。
凹凸のあるガラスの場合、ガラスの裏表で面取りの仕上がりが違う!
凹凸のあるガラスの場合、ガラスの裏表で面取りの仕上がりが違ってきます。凸面・蔓面共に、ガラスの表面の凹凸が影響するため、真っ直ぐな広幅面取り加工は難しくなります。
- 「チェッカーガラス(リストラルM)」の場合
「チェッカーガラス(リストラルM)」の場合がこちら。リストラルMはオモテ面に縦線、ウラ面に横線が入った格子模様が特徴のガラスです。そのため、オモテ面に広幅面取りを行うと、横に波打ったような面取りになり、ウラ面だと縦に波打ったような仕上がりになります。
波状になった面取り部分を赤線でチェックしてみましょう。
ウラとオモテで波の形状が違うのが分かりますね。
- 「シルヴィ」の場合
「シルヴィ」の場合はこちらです。シルヴィはオモテ面(凸面)に、木の幹のような流れのある凹凸が入ったガラスです。裏面(ツル面)は、なめらかに少しだけ凹凸があります。オモテ面(凸面)に広幅面取りを行うと、縦に入った凹凸の影響でかなり起伏の激しい波状の仕上がりになりました。
こちらも、チェッカーガラス同様、赤線で波打ち具合をチェックしてみましょう。
ウラ面(ツル面)は凹凸が少ないため、オモテ面よりガタつきが目立ちません。
ガラスの加工についてお気軽にご相談ください!
高級感をアップさせる広幅面取り加工。今回は凹凸のあるデザインガラスを面取り加工した場合の仕上がりの様子をお伝えいたしました。
当店では、デザインガラスをお客様の希望の形状やサイズに合わせて、制作・販売しております。凹凸のあるガラスへの広幅面取りをご検討の場合もお気軽にお問合せください。ガラスの専門スタッフが丁寧に対応いたします。